事業内容

デイシスの仕事
自動車の運転席の前にスピードメータなどの表示があります。
これが自動車用計器です。
デイシスでは自動車用計器の組込みソフトウェア開発を行っています。
デイシスのエンジニアの主な仕事内容
Work1
車載計器のアプリケーション開発
客先仕様に合わせて、車載計器の動きを制御するシステムや機能を開発します。
Work2
デバイスドライバの開発
アプリケーションの出力情報を、ハードウェアに伝え、機械を動かすための信号を送る通信システムを開発します。
Work3
車載計器のグラフィック表示開発
オーサリングツールを使用して、車載計器の画面の様々なグラフィックスに関するプログラムを開発します。
Work4
新技術の開発(ADAS, CASEなど)
自動車計器はどんどん新しくなっています。これまでに前例のない全く新しい技術の開発をします。
Work5
モデルベース開発
シミュレーション技術を取り入れたシステム開発手法で従来の開発工程を改善し、品質や開発速度を向上させます。
Work6
検査・評価
ソフトウェアが仕様通り正しく動くかどうか、何百通りにも及ぶ検査項目について、検査機器を動かしながら評価します。
開発可能領域
デイシスで作っているメータ
- アナログメータ
- デジタルメータ
- 液晶付きメータ
- フル液晶メータ
- ヘッドアップディスプレイ
- 建機・農機用メータ
デイシスの強み
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01
上流工程からテストまで製品開発をコントロール
要求分析からソフトウェアシステムテストまで一連の開発プロセスを担い、ファームウェアを納品できるメータ開発の専門集団です。
専門知識を活かし、お客様へ仕様や制御方法の提案をさせていただくこともあります。 -
02
ユーザーインターフェースとしての成長性
従来の速度計やタコメータに加え、車両や周囲の状況、ナビゲーション情報などを一元的に表示するディスプレイが主流になるでしょう。
先進運転支援システム(ADAS)と連携した危険を警告する機能の強化とともに、エンターテイメント機能も兼ね備えるなど、メータディスプレイの役割はさらに広がります。
車載部品のソフトウェア開発会社として自動車産業に貢献できるでしょう。 -
03
静岡・札幌から世界へ
デイシスの手がけたメータやヘッドアップディスプレイはさまざまな国で走る車両に搭載され、さまざまな人と向き合っています。
静岡・札幌の地から世界に向けた製品開発に携わっています。
開発領域
アーキテクチャ設計
メータを動作させるために必要な各機能が相互で動作できるようにシステムの枠組みを設計します。
システムの機能や性能を決定する重要なステップです。
プラットフォーム設計(AUTOSAR)
AUTOSARと呼ばれる車載向けプラットフォーム仕様に基づいたシステム設計を行います。ECUのハードウェアとアプリケーションソフトウェアの橋渡しをする大事な役割です。
コンフィギュレーションと呼ばれる設定ファイルを作成する業務が多いのも特徴です。
プラットフォーム設計(グラフィック)
ディスプレイやGUIを制御するための基盤となるソフトウェアの開発です。
グラフィック制御をスムーズに動かすために、OSやデバイスドライバ、ミドルウェアの開発も必要となります。
車載システムではリアルタイム性が求められ、ミリ秒単位の遅延を削減するための工夫が必要となります。
アプリケーション設計(AUTOSAR)
アプリケーション開発ではECUの制御ロジックを開発します。例えば”速度計機能””EVモニタ機能”など分割された機能をアプリ化していきます。
お客様の要求仕様はもとよりお客様の他車製品の動作や仕様を考慮し、開発を進めます。
アプリケーション設計(MBD)
アプリケーション開発の一部では、MATLAB/Simulinkなどのツールを使い、設計・シミュレーション・検証の順でメータアプリケーションの開発を行います。
アプリケーション設計(ハンドコード)
AUTOSARやMBDが主流になっても、特殊な機能や仕様については従来ながらの設計・コーディングを行う必要があります。
ソフトウェアシステムテスト
機能ごとのテストが完了した後、個々のプログラムを結合しメータという製品として正しく動作をするかテストします。
プログラム上でのテストではなく、ECUに書き込まれる実際のコードでのテストで、データのやりとり、エラー時の処理等機能単体とは違った観点を折り込みテストします。
事例紹介
車載ECU
ルネサス RL78シリーズ、V850シリーズ
サイプレス(スパンション) MB96600シリーズ、NXP S32Kシリーズ
開発技術支援
OSEK/VDX、 AUTOSAR Platform、Linux
検証技術支援
C、C++
MATLAB/Simulink
※記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。