トップメッセージ

静岡にいながら
世界のコックピットとつながる

代表取締役 中村 達哉の写真 代表取締役 中村 達哉

私たちデイシスでは、常に進化し続けている自動車業界の中で、メーターやディスプレイに組み込まれるソフトウェアを開発しています。開発した製品は、ヨーロッパやアメリカ、中東、アジアなど、世界中の道路を走るクルマに搭載されており、現地の言語にもすべて対応。英語はもちろん、フランス語や中国語、アラビア語など、多様な言語に合わせて設計しています。

静岡にいながら、世界とつながる仕事ができる──。それがデイシスの魅力のひとつです。

実際、親会社の海外事業所とオンライン会議を行うこともあれば、海外出張に出ることもあります。グローバルな視点を持ちながら、ものづくりの現場に立てる環境は、若いエンジニアにとって大きなやりがいになるはずです。

今、クルマのインターフェースには大きな技術革新が起きています。メーターやヘッドアップディスプレイなど、人と車をつなぐ部分がどんどん進化している。車のパンフレットには必ずコックピットの画面が大きく載っています。それだけお客さまに重視され、車の商品性を左右する領域ということ。つまり、ソフトウェアの役割がますます重要になっているのです。

そんな変化の真ん中で、自分の手がけたソフトウェアが世界を走る。それはきっと、技術者として大きな誇りになります。

文系・未経験でも大歓迎
ここから始めて、一人前になればいい

ソフトウェア業界には、文系出身のエンジニアもたくさんいます。なぜなら、ソフトウェアは「プログラム言語」で書かれていますが、そのベースは“言葉”と“論理”だからです。

たとえば、日本語でも英語でも、自分の考えを筋道立てて話せる人は、プログラミングにも向いていると思っています。自然言語を扱う力がある人は、それをプログラム言語に置き換えるだけ。だから、むしろ文系の感覚や言葉への強さは、この世界で大きな武器になります。

電気・機械などの学問は、独学が難しい部分も多いですが、ソフトウェア開発は、会社に入ってから教育と実践の中で成長していける分野です。実際に、未経験から一人前になったエンジニアがたくさんいます。

「やってみたい」「ものづくりに関わってみたい」その気持ちがあるなら、理系・文系にかかわらず、まずは飛び込んできてほしいと思っています。

働き方改革とダイバーシティ経営

自分らしく働ける環境を、すべての人に

デイシスでは、性別や年齢、国籍、障がいの有無を問わず、誰もが自分らしさを生かして働ける職場づくりを進めています。エンジニアリングの仕事は、ひとつひとつ丁寧に論理を積み上げていくプロセスが求められます。だからこそ、性別に関係なく、落ち着いてコツコツ取り組める方にはとても向いている職種だと感じています。

実際に、出産や育児を経て現場に復帰し、エンジニアとして活躍を続けている社員もいます。育児休暇・介護休暇などの制度も整っており、ライフステージが変わっても安心して働き続けられる環境があります。キャリアとプライベートを両立しながら、長く働ける会社でありたい──それが私たちの考え方です。

社内は若手が多く、非常にフラットな雰囲気です。広々としたオフィスには間仕切りがなく、メンバー同士の距離も近いため、自然とコミュニケーションが生まれます。わからないことがあれば、先輩たちに気軽に質問できる。誰もが意見や提案を出しやすい、風通しの良い職場であることが、私たちの誇りです。

また、デイシスは矢崎グループの一員として、「世界とともにある企業」「社会から必要とされる企業」という共通理念のもと、「技術を極め、人を活かし、顧客・社会の発展に貢献する」という独自の経営理念を掲げています。社員一人ひとりが切磋琢磨し、多様な力が集まる“技術者集団”として、社会に信頼と価値を届ける。その姿勢はこれまでも、これからも変わりません。

発想は大胆に、実行は慎重に

チーム力を高めてよりよいものづくりを

私たちが手がけるのは、クルマとドライバーをつなぐ唯一のインターフェース、メーターやディスプレイの制御ソフトウェアです。それは単なる部品のひとつではなく、安全性や信頼性、そして商品としての魅力そのものに関わる、極めて重要な領域です。

だからこそ、つくるときは慎重に、でも考えるときは大胆に。

技術革新が加速度的に進む今、変化を恐れず、新しいものに飛び込んでいける柔軟さが求められます。昨日までの常識に縛られず、「ちょっと面白いかも」という発想がどんどん形になっていく。そんな、ひらめきが歓迎されるチームでありたいと思っています。

けれど一方で、私たちの仕事は、動けばOKでは終わらない。命を預かる製品に関わっている以上、「まあ、これでいいか」は通用しません。細部にこだわる力、じっくり向き合う力、そして違和感に気づけるセンス。それらを持ち寄って、チームでひとつのものをつくり上げていく。その繰り返しが、信頼につながっていくと信じています。